私の決意



リニアで“暴走”するよりも
とことん住民目線の市政へ


*安倍政権の暴走に、いま相模原は

 安倍政権は、国民の多くの声に耳をかたむけず、消費税増税や原発再稼働、社会保障削減、憲法を変え戦争できる国づくりへと「暴走」を加速させようとしています。
 こうした時に、相模原市は何をすべきでしょうか。
 今の市長は、国の悪政そのままに市民のくらしへの負担増や市民サービスの削減をすすめる一方で、12年後のリニア新駅開業に向け「人や企業に選ばれる都市づくり」と、横浜線の地下化や補給廠返還予定地への国際会議場やイベント会場をはじめとした大型施設建設など、ばく大な税金をつぎ込む大型開発に突き進もうとしてます。こんな暴走を許せば、さらに市民サービスが削減され、抑制されていくことは間違いありません。
 また、市内にある米軍基地は一部返還されたものの、米軍と自衛隊の司令部が設置され、訓練センターが建設されるなど強化がすすみ、厚木基地やキャンプ座間などのヘリや航空機の爆音被害も依然として続いています。
 私は、いまこそ国の悪政から住民のくらしと平和を守る「防波堤」として、とことん住民目線で、くらしと雇用、子育て、平和に真正面からとりくむ相模原市にしたい、この思いから市長への挑戦を決意をいたしました。


*技術者として

 私は長年にわたって液晶ディスプレイや太陽電池の開発技術者として働いてきました。世界でも最先端の技術を扱う業界の中で、働く人や研究者が大事にされず、貴重な人材を失う状況も見てきました。いま安倍政権がすすめる「残業代ゼロ」や派遣法改悪などは、働く人を使い捨てにするものです。働く人を大事にしないで、日本に未来があるのでしょうか。
 私は、相模原には優秀な人材と豊かな自然があると考えています。開発をし、補助金までつけて市外から人や企業を呼び込まなくても、もっと相模原の力と可能性を生かし、輝かせる市政にしたいと考えています。

*市民運動を通して

 私は、リニア中央新幹線の問題に市内外の多くの市民や研究者らとともにとりくんできました。リニア建設には、環境破壊、残土処理、電力消費、地下水など大きな問題があります。いずれも相模原市の将来にわたって取り返しのつかない問題です。私は、リニアに相模原の将来をかけるべきではない、今からでも中止すべきと考えています。
 また、私は市の温暖化対策協議会のメンバーとして様々な市内の企業や人と出会う中で、CO2削減、自然エネルギーへの転換についても、相模原には大きな可能性があることを確信しました。リニアだのみの「活性化」ではなく、持続可能で住民参加のまちづくりに本気になってとりくんでいきます。

*生活者として

 私は、妻と5人の子どもとともにこの相模原で生活してきました。海外への出張も多く、ドイツ、イギリスなどの生活環境を経験する機会にも恵まれました。その中で、日本はいかに子育てや市民生活への施策が乏しいかを実感してきました。
 全国的にも少子化が進む中で、相模原市の合計特殊出生率は全国でも少ない神奈川県の平均をさらに下回っています。また、高齢などで足が悪くなった方から「バスが不便で買い物にも行けない」などの声もお聞きします。
 子どもを持つ家庭への手厚い支援や、「公共交通は権利」という考え方など、ヨーロッパから学ぶものは大きいと考えています。政令市にふさわしいのは、駅周辺のきれいなハコモノではありません。大型開発につぎ込む莫大な税金を住民サービスにまわせば、相模原市内のどこに住んでいても、安心して暮らし、子育てしていける街が実現できるはずです。
 そういう相模原を、ご一緒につくろうではありませんか。